EachGift

あなたと"やりたい"を叶える

つながりNo.3/九戸栄介さん

つながりNo.3/九戸栄介さん

 

今回、お話を聞かせていただいた方は、静岡で理学療法士(以下、PT)の九戸さんです。PTの資格(知識・技術)をフル活用し臨床以外でも広く活動されているため、話を聞いていてとてもワクワクしました。

 

九戸栄介

理学療法士

 

f:id:sleeeep11-su:20180531233312j:plain

 

PTのきっかけ

僕の場合、部活でケガをしてPTにお世話になったことや家族が病気でリハをした。ということはありません。高校の教師に勧められて、PTの養成校へ進学しました。理由としては人の笑顔をみるのが好きだったからですかね。

 

 

PTになってからは??

最初は3年目までは療養型病院勤務だった

訪看、通所介護老健、訪問リハ、障害児施設。HPで脳卒中、呼吸器が中心。

3年目で職場を変え、整形外科のクリニックへ。

2年経って院長が介護領域の事業を始めるという事で、介護領域に関わり始めました。短時間通所リハ、訪問リハ、通所介護、地域連携室と介護領域でも活動を広げていきました。これは事業になるということで、会社を作りました。当時、クリニックにリハ職がいることは珍しかったです。さらに介護領域にも関わっているとなると尚更で、全国から沢山の方が見学に来ていました。ここでも、必要とする人がいるという事で、コンサルから始め、会社を作りました。そして気が付いたら今に至っています。ニーズのあることが事業になります。

会社が出来て今は7年。それがリハライフサポート

「生き活き健康の環研究所」は、身内でやっていた勉強会がスタートです。そのうち外部からも参加してくださる方が増えていき、3年経ったときに法人することになりました。

会社とは別ですが、徐々にメンバーが集まっていき、メンバーのやりたい事を形にしていったら組織としても大きくなっていきました。

最初は、会社を作っても契約書一枚どうやって作るか分からない状況でした。でも、そこを自分で勉強して少しずつ前進していきましたね。

きっかけは特になく、目の前の事をひたすらにやっていただけです。

 

 

臨床以外が多くて、物足りなくないですか?

むしろ楽しいですよ。私は0から1を作ることが好きなんです。そして、1を作ったら、面白いと思ってくれる人に託します。そうすると、それに取り組む人の笑顔が見られます。それがすごく好きなんです。

臨床はもちろん好きですし、今でも臨床に入っています。でも、臨床とは別に楽しいことがあると、更に仕事が楽しくなるんです。新しいことに取り組んで、それが更に広がれば沢山の方に貢献できますので。

 

 

 毎日、仕事漬けの生活になりそうですね。

そんなことは無いですよ。

飲み会とか人付き合いの誘いは必ず参加していました。仕事と同じだけ大切にしています。なので多い時では、週5~6で毎日飲んでいました。

ぼくの場合、飲みに行くときも学べる事はたくさんあると思っています。

飲み会って普段の職場以外の方々と関われるチャンスでしょ。そんな時に、相手の方がどんな人で、何に興味があって、どんな生活をしているのかを意識して関わったりしました。相手の興味・関心があることを瞬時に判断し、話題を作ることで、ただの飲み会でもコミュ力を養うことのできる場になります。一緒に飲んでいる相手には、より楽しく飲んでもらえ、笑顔をみせてくれます。そうすると、私も嬉しいですし、飲み会の雰囲気も明るく楽しいものになりました。これは、患者さんも変わりません。その人が何を求めているのかを瞬時に見抜く能力は、セラピストにとって不可欠ですからね。

それだけではなく、飲み会相手がセラピストであれば一緒に技術の事を話して、その場で共に練習することが出来ます。セラピストでない方の場合は、身体の悩みを聞いて、どんな仕事をしているのか、普段の姿勢などなどをその場で評価し、治療させていただきました。治療技術の練習になるのはもちろんですが、理学療法士という職業を知っていただく貴重な機会になります。飲み会に行くことで、人との接し方が格段に上達し、治療技術も上達しました。さらに、セラピストを知っていただく機会が生まれました。これを3年間くらい続けていたら、かなり成長できましたね。

 

 

飲み会でも勉強ですか…汗

変態なんですよね。笑 私の中で変態の定義があって、変態とは「変わる余地のある熱いヤツ」というものです。変態には変態が集まってくるので、同じ志や熱い思いを持った方々が集まってきます。そうすると退屈な仕事は減り、楽しい仕事ばかりになってくるのでとても楽しいですよ。

 

  

今後の事は考えていますか??

人生を変えたひと言がありまして、「選択肢をいっぱいもちなさい」というひと言です。いつでも選択肢があるような人生がいいと思っています。これしかないっていう人生だと、失敗した時に残りが無くて苦しくなってしまいます。働き方も一緒です。ひとつの組織やひとつの収入源だけでは苦しくなると思います。だから、様々な活動をすることで選択肢を増やし、余裕をもって生活していきたいです。

様々な活動の中から、そこで儲かった分を社会に還元する。そんな活動をやりたいですね。いいアイディアをもっている人はアイディアを出す。稼ぐ仕組みを作れる人は仕組みを作る。そうやって面白いアイディアを形にしていけたら、関わる全ての方々がみんなで楽しくなり、それが社会の役に立ち、社会に貢献するというのが一番いいですね。また、そこで出来た繋がりがさらに新たな繋がりを引き寄せてくるのです。

やはり余裕がないと発想が乏しくなります。

いいアイディアも死んでしまう。

いいアイディアを生かす活動がやりたいです。

 

そして、50歳でハワイに行きたい。楽しいことをやって笑顔で死にたいですね。

 

 

仕事を心から楽しんでいる九戸さんのお話を聞けて、とてもワクワクしました。

ぼくも変態に近づけるように日々楽しんでいきたいと思います。