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つながりNo.1/鈴木慎祐さん

つながりNo.1/鈴木慎祐さん

記念すべき一人目の紹介です。今回紹介するのは、鈴木慎祐さん。理学療法士(以下、PT)として働いているにも関わらず、PTに縛られない働き方や考え方がとても魅力的です。

それでは、どんどん話を聞いていきましょう。

 

-簡単に自己紹介をお願いします。

名前は鈴木慎祐です。

理学療法士(5年目)/都内の整形外科クリニックに勤務しています。 

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-PTになったきっかけは?

部活でサッカーをやっていたこともあり、PTのことは知っていました。そんな中、祖母が肺がんで入院しているときに、PTの姿を見て、身近な人を助けられる人間になりたい、と思ったのがきっかけです。本当は海外に留学してPTの資格をとりたいと思ってました。

-PTを目指し始める段階で海外を視野に入れている方は、なかなかいないですよね。

そうですね。でも、現実的に厳しかったので日本でPTを目指すことにしました。

  

-今までの職場は??

最初は総合病院、その後は訪問看護ステーションを2つ、アルバイトで有料老人ホーム、現在は整形外科クリニックに勤務しています。

 

-転職が多い気がするのですが...

そうですね。最初に病院から訪問に変えた理由はちゃんとあります。自分が導入した福祉用具を患者さんが全然使用していないことがありました。その時、自分がやっていたリハって何だったんだ?くそだな。って思い、生活期にこそリハの本質がある。という思いがあって転職するというすごい真面目な理由ですね。

 

-今までの一番貴重な経験は?

訪問看護ステーションに勤めてから”営業”を覚えたことですね。

自分を売り込んで、どれだけ依頼を頂くかについて学んだことです。 PTのセミナーではなく、ビジネスセミナーにも沢山参加しました。名刺の渡し方、ディスカッションの仕方など人間力?社会人としてのマナー?などを学んだ事が相当今に活きているなと思います。

理学療法士って社会人力?低いって言われますもんね。

たまたま当時の会社の方針がそうだったんですよ。どう自分をブランディングしていくかを学んだことは大きかったですね。

 

-働いていて面白かったこと?

在宅での現実を目の当たりにしたことですね。大学ではお前らは保険の領域で働くんだ!と教授からの教育・縛りが強かったですが、社会に出るとPTの存在なんてカスだし、知っている人すらも少ないという現実がありました。PTのなかには「マッサージじゃねーんだよ、俺らは理学療法をやるんだよ!!」と熱い話をする人もいます。けど、そんな事は患者さんからしたらどうでもよくて、在宅の臨床現場に出たら、なんとか便を出してあげるだとか、なんとかパン一切れを食べるだとか、介護的な要素も強いと在宅で感じました。理学療法云々なんて言っていられない現実がそこにはありました。

そんな現実を目の当たりにして、PTの資格に縛られたくない、PTだからといって理学療法をやらなければいけないわけではないと実感しました。

 

-鈴木さんのなかでの転機は?

私、病気で休んでいる時期があったんですけど、そのときがきっかけです。気分変調症という診断がつきました。簡単に言うと慢性的に軽い躁状態鬱状態が続く病気です。まったく仕事にならず、入院を1週間させられました。その後は通院を繰り返しながら自宅療養、カウンセリングも受けさせられました。何もしないことを覚えるようにと医師から言われました。常に何かしていないといられなかったから、ほんとうにキツかったですね。はやく仕事に復帰したかったですが、Dr.から復帰するな、そういう所がよくないと言われ半年間は療養していました。本当にどん底まで落ちた時の母親のつぶやいた一言が「別にPTじゃなくてもいいんじゃない?」でした。その一言で、確かにな!!ってなりました。

病気にならなかったら、母親の一言もなく、このイベントもやっていなかったですね。本当に転機になりました。それまでは保険の下で働くなど大学教育によって縛られている自分もいました。そういう意味で病気してよかったです。

 

-いまイベントとありましたが...その転機を経て、現在取り組んでいることはありますか?

街づくりイベントということで、お笑い芸人キングコング西野さんが書いた、『えんとつ町のプペルの個展とトークショー』を私の地元である静岡県三島市での開催を計画しています。このイベントで出た利益を三島市に全額還元しますという、街づくりイベントを行っています。

 

-なぜそんなことを?

病気から復帰したときに、営業で自分をもっともっと売っていきたいし、自分は今後どうしていったらいいのだろう?と考えていました。独立したいとは前から思っていたので自分の背中を押すためにも、イベントの開催権利を購入しました。

また、私が病気で療養しているときに支えてくれた地元 三島市への恩返しの意味合いもあります。生じた利益で、ベンチを購入し三島市高齢者が待ち合わせ場所に使えるような場所を作れたらなと思っています。

鈴木さん主催のイベントについて

↓『キンコン西野さんのトークショー』『えんとつ町のプペル個展』はこちらから ↓

www.facebook.com

 

※ なお、この記事を編集している間に、e-プラスで販売していたトークショーのチケットが完売となりました。トークショーのチケットはネットショップBASEにて購入可能です。

↓ 購入希望の方はこちらから。↓

https://mishimapct.thebase.in/

 

-最後に静岡に来た方へおススメの場所などありましたらお願いします。

三島 大社の杜ですね。今日のインタビューの場所にも選ばせてもらいましたが、とてもお気に入りの場所の一つです。イベントスペースなどもあり、お洒落な雰囲気でおいしい飲食店がたくさんあります。三島大社の目の前ということもあり、とてもリラックスできる空間ですね。

 

↓ 実際に大社の杜へ行ってきました。↓ 

ohirune-therapist.hatenablog.com

 

 

-PTとして既存の働き方にとらわれない鈴木さんの今後の活動に注目です。 

↓ 鈴木慎祐のFacebookページはこちら ↓

Shinsuke Suzuki | Facebook